製造メーカーは、自社で開発・製造している製品を効率よく出荷するためには、生産管理という部門を設けています。素材の在庫の確認や納期の確認、生産ラインが順調に動いているかや、機械の調子の確認などもしておかなくてはなりません。

生産管理は企業の中枢であり、社長以下の幹部などの上層部と実際の現場との橋渡しのような役割も担っています。生産管理がしっかりと機能していないと、いかに製品自体の品質が良くて社会的にニーズの高い品物であっても、円滑に出荷することができないということです。

また生産管理は自社で製造したものを納めるお客様企業、取引先との窓口のような仕事もしています。クレーム対応もあります。製造メーカーにとって、表に出す顔と言えば生産管理担当者と心得ておいてもよいでしょう。セキュリティー対策もになっていて、コンプライアンスやセキュリティー対策の対策チームを組んで、社内の現場を回ることもあります。

実際の現場でいかにセキュリティー対策を行うかの内容を決める仕事もします。自社で開発・製造している商品の内容を外部に漏らさないようにするためには、セキュリティー対策ということもしっかり行っておかなくてはなりません。

生産管理部門におけるセキュリティー対策の重要性に関しては、製造メーカーの多くが課題にしていることであり、専門書籍もたくさんでていますし、インターネット上にも専門情報サイトがたくさんアップされています。特に昨今はインターネットにおける情報化が飛躍的に発展していますので、自社の従業員ひとりひとりがセキュリティー対策を肝に銘じておかないと、あっというまに企業秘密が外部に知れてしまいます。

そのための対策をとること仕事も、生産管理担当者の大切な仕事になります。